中国の絨毯といえば段通。これは、中国語で「絨毯」のことを「毯子(読み タンツー)」と書くのですが、「ツー」の読みに「通」をあてたもなのです。古来から内モンゴルなど西アジアに近い地域は絨毯を生産してきましたが、本格的な絨毯製作は19世紀半ばに始まります。
有名な産地として、天津があげられます。その背景には第2次アヘン戦争の講和条約により中国北東部の街、天津の港が国際港として開かれ、国内外から質の高いウールやシルクが集まってきたこと、また敗戦により西洋の技術や工業に追いつこうとしたことが絨毯産業の育成にもつながったのです。20世紀にはいり、デザイン、配色、技術も独自のスタイルを確立し、現在の中国段通が誕生しました。
中国段通は、毛足が長い上質のウールやシルクで織り上げられた高級な質感、中国古来の伝統文様からコンテンポラリーな文様まで幅の広いデザインで親しまれています。
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