南米大陸においても、古来から厳しい自然から生活を守るために織物が織られてきました。
古代アンデス文化は、他の文化との交流を持たないため、その技法、デザインにおいて独自の織物の歴史を発達させてきたのです。糸を撚るための紡車は発明されず、“いざり機”という原始的な織り機に頼っていました。しかし、その文様のレパートリーは色彩豊かで、シンプルな幾何学文様や様式化された動物、戦士、花などは見る人に素朴な感動を与えます。それらの文様には、なんらかの意味を象徴したり、宗教的なモティーフが付与されており、ユニークで大胆な小宇宙を構成しているのです。
材料は、リャマ、アルパカ、ビキューナなどの動物の毛を用いられています。
<<前:ヨーロッパ
|次:暮らしと絨毯>>
|