● 織り(ノット数/結び目の数)
1cm四方の面積に、70本から150本もの糸を結びます。多ければ多いほど上質な絨毯といえます。絨毯を裏返し、少し離れたところで見てみて、線がまっすぐで模様がはっきりと出ていればいるほど質が高いです。また裏側の2、3箇所で縦横両方向、それぞれノット数を数えてみて、1u当たりのノット数を知ることによって、品質のランクがわかります。
A級…81〜150万ノット以上
B級…64〜90万ノット
C級…50〜70万ノット
ちなみに中国シルク120段(スタンダード段通)で結びの数が16本ですから、いかにペルシャの織が緻密かがわかります。
●素材(ウールとシルク)
コルクウールという柔らかくて、つやがあり、弾力性に富んだ3条件を備えた最高級ウールが使用されてます。上質なものはラム(仔羊)からとられます。イランではホラサーンのトルマンシャーで上質なものが産出されます。
手の甲で撫でてみて、感触がスムーズで一定しているものが良いウールで、悪いものはがさがさと硬い感じです。また強く撫で付けたときに毛クズが簡単にでるものは悪いウールの特徴です。
原料シルクは主に中国から輸入されますが、特に良い絨毯にはイラン製の上質のシルクが使われます。パイルの毛足が短く刈られ、大変目が結んだ感じのものが上質といえます。特に良いシルクはウール同様、柔らかくて、つやがあり、コシがあるという3条件を備えてます。
手の甲で撫でてみて、感触が柔らかく滑らかで一定していれば良い絨毯であり、がさがさしたりなよなよと頼りない感じのもは劣っています。また、毛足が長く、ちょっと押さえると結び地の見えるようなものは、一般的には質の劣ったものと言ってよいです。
●染め(色彩)
言うまでも無く、使っている色数が多ければ多いほど織る手間がかかり、上質のものとなります。高級品といわれるものは少なくとも12色以上、ものによっては、50〜60色も用いている絨毯さえあります。しかしいくら色数が多くても、1色だけが目立ち他の色がくすんでいるものや、色同士が上手く組み合わされていないものは良い絨毯とは言えません。良くできた絨毯は色の多さを感じさせないくらい絶妙に調和してます。
●デザイン(バランスと細部の鮮明さ)
良いデザインとは、鮮明でゆとりがあるもの。言い換えれば全体のバランスがとれたものです。また、どの部分を取ってみても模様がはっきり出ています。そうでないもは、デザインがノット数のレベルに対して複雑すぎるといえます。要は全体のプロポーションが大切になります。
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