遊牧民の伝統的な織物をベースに、シルクロードの東西文化交流拠点として、イスラム教の信仰・思想の影響の中で、そしての影響を受けながら、トルコ絨緞の歴史ははぐぐまれてきました。
自然な色合い、そして素朴でシンプルな柄が特徴となっています。同じイスラム圏のペルシャ絨緞との大きな違いはその織り方にあります。“トルコ結び”とよばれるその織り方は、世界最古の絨緞、パジュリュクの出土品にも用いられています。
|
| ●代表的なトルコ絨毯 |
シルク絨毯
ヘレケ産のシルク絨緞が最高級品として知られています。19世紀に宮廷用の工房としてその歴史が始まります。ブルサ産の質の高いシルクを用い、草木染め自然な色合いに洗練されたデザインは多くの人を魅了しています。
ギャッベ
「手足の長い絨緞」という意味をもつギャッベ。暖かく、軽いギャッベは、厳しい自然のもとで生活するカジュカイ族などの遊牧民の生活から生まれました。草木染めの素朴な味わいとモダンともとれる幾何学文様は、近年人気の高まりを見せています。
キリム
毛足のない平織りの素朴な絨緞です。遊牧民の生活の中から生まれ、その歴史は5000年以上あるとされています。美しい温かみのある配色とシンプルな幾何学文様など素朴なデザインは、インテリアのファクターとして近年頻繁に取り上げられてきました。従来の敷物としての用途のみならず、壁掛け、クッションなどアクセントとして、キリムの魅力も広がりをみせています。
<<前:世界の絨毯 |次:インド・パキスタン>>
|