インド・パキスタンの絨緞の歴史は、16世紀から始まります。1526年、イスラム教を国の宗教とするムガール帝国(〜1858)が興りました。アクバル帝は多くいたヒンドゥー教徒に対し融和政策を実施したため、帝国は平和な全盛期を迎えます。従来のヒンドゥーとイスラムが融合した文化がここに花開きます。またアクバル帝は宮廷内にイスファハンから職人を呼び寄せ、絨緞工房を設立します。17世紀にはいり、素材に最高級のヤギの毛を用いるなど、独自のスタイルも確立されてきました。
現在のパキスタン絨緞の特徴としては、バホラと呼ばれる幾何学文様の連続柄があげられます。素材はオーストラリア産のウールを使うことが多いようです。その柔らかさとつやのために一瞬シルクと見間違うほどです。
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